家を購入してから7年目でローンの借り換えをしました。そのときの事をまとめてみました。なんで、7年目なんて時期に借り換えたのか、それは大阪市からの利子補給の補助金をもらってたからです。

当時はトータルで3年間支給されていて、その間に繰り上げ返済をすると新たに書類とか出さないとダメって言われてたので、めんどくさいから繰り上げ返済をしてませんでした。

73才で完済の住宅ローンってやっぱり無理

2012年に、本格的にそろそろ借り換えしようと決意。三大疾病の保険も込みで全期間固定の3.45%で残り29年くらいってタイミングでした。この時44才、完済は73才ってやっぱり無理。せめて65才くらいまでには完済したい。それには借り換えせなあかんって思いが強くなりました。秋ごろに安倍さんへと政権交代して、下がっていた金利が上がりそうになったのも、借り換えを後押ししてました。

まずは三井住友銀行と交渉

その時にローンを組んでいたのは三井住友銀行。まず、電話してアポイントとって相談日を決めました。ローン返済予定表とか契約書とか持っていざ銀行へ。

借り換え検討をしていること
三井住友銀行で現在ローン組んでいたから最初に来たこと
できれば固定のまま、金利を下げたいこと

この三点を伝えました。この時点で0.3%くらいは下がりそうなシミュレーションしてもらいました。でも、引き留めようとする意欲はまったく見られませんでしたね。

この時に提示してもらったのは
残り期間を全額固定で組む
残債の3分の1を変動にして残りを固定で組む
の2パターン

変動で金利を下げてそちらをどんどん繰り上げ返済しようと考えていました。思ったほどの提示額ではないので、ほかの銀行も検討することにしてその日は終了。

借り換えの金利パターンを考える

三井住友銀行との交渉が思いのほかあっさり終わった。正直もっと引き止められるのかと思ったけど、かけらもそんなことはなかったので他行との交渉を決意。その前にどんな金利パターンで借り換えをするのかを検討。

今まで全期間固定で安心できていたから、第1候補は全期間固定。ネットとかで情報を集めると借り換えのポイントは、残債が1000万円以上あること、現在と借り換え時の金利差が1%以上あることのようです。いろいろ集めたネット情報をもとに、残りのローン期間29年間と金利パターンを次のようにしていきたいと結論出しました。

全期間固定の場合
金利が下がるなら、月々の支払額を現行通りにしてローンの期間を短縮する。
完済年齢を何とか60代にしたい

固定と変動のミックスローン
支払額を下げるために残債の1/3を変動、2/3を固定で組む。この場合も、月々の支払額を現行より下げないようにして、ローン期間の短縮する。変動で組んだ分を、金利が低い間に繰り上げ返済する。


残りの期間の29年間、銀行の金利パターンを見ると20年固定でその後は変動っていうのが結構金利が低かったんですよね。1%以上低いのもありました。だからそれを中心に見積もりを取ることにしました。

りそな、三菱東京UFJとの交渉

ネット銀行が金利が低いのはわかってたんですが、なんとなく窓口で詳しく説明聞きたいのがホンネ、アナログ人間ですね。りそな銀行は梅田にちょっと遅くまであいている住宅ローン専用の窓口があるんですよね。早速予約して訪問。でもすぐに却下。りそな独自の住宅ローンでは金利が高すぎました。りそなは、フラット35とかの商品に力を入れているようです。キャンペーン中で、1000円分の商品券もらえたので満足。

さあ私のお給与振込口座のメインバンク三菱東京UFJとの交渉。
今までは、UFJに振り込まれているお給料を引き出してローン先の三井住友に入金してたので面倒だったんですよね。ここでローン組めたらちょっと楽になる。予約して訪問。

ここで勧められたのは、「20年固定その後変動」と変動金利との組み合わせ。1%以上金利が下がりそう、何よりも窓口のおばさんが熱心でセールストークでもきれいごとを言わない。三井住友で対応してくれた若手の銀行員よりも上手に話を進めます。

ローンの期間も25年くらいになりそうで、月々の支払額も5000円程度安くなりそうです。とりあえず書類をそろえないと審査ができないということで1か月ほど時間をいただいて生類をそろえることにしました。

ちなみに、この時点で三井住友銀行との交渉から1カ月経過していたのですが、三井住友銀行からは何の連絡もありませんでした。周囲の友人からは、「借り換えの話をすると、金利を下げてくれるよ」って話を聞いていたので正直がっかりでした。

審査に必要な書類をそろえたのに! 怒り!

法務局行ったり、不動産の売買契約書をコピーしたりとかして、再び三菱東京UFJ。ここで、不動産売買契約書のコピーを見た店員さんが青くなりました。20年固定の金利パターンの融資条件に当てはまらないと言い出しました。
最初に来た時に大丈夫っていうから書類をそろえたのに、書類見て2分後にはアウト!の宣告。さすがに店員さんも平謝りでしたが、ちょっと腹立ったわ―。ここでは、他の金利の組み合わせではあまりメリットがないんですよね。銀行入って5分で終了!さよなら。

やっぱり大手銀行に頼ってたらアカン、帰宅してすぐにネット銀行系でもっとも金利が安かった住信SBI銀行に、ローンの申し込みをしてみました。怒りの勢いですね。大手銀行の安心感よりも、こうなったら安い金利で勝負だ。たまたま口座持ってたからラッキー。

さいわい、住信SBIのローンの審査に必要な書類は本来三菱東京UFJに出すつもりで用意していたからすべてそろっています。

住信SBI銀行

さすがネット銀行、すべてネットと郵送で処理します。送られてきた書類に必要事項を記載して、必要書類とともに送付。あとは審査結果を待つだけ。

人とあわずにお金を借りることに不安はありますが、怪しい銀行ではないので思いきって申し込みしてみた。

選択した金利パターンは 20年固定2.05%でその後変動のパターン、今の残債から行くとトータルで25年の返済期間となります。5年分をがんばって繰り上げ返済したら、65歳で完済できそうでした。
月々の支払いの金額も9千円くらいは安くなりそう。

借り換えすることで、返済期間を短縮できたのも嬉しい。

3週くらい待って、審査結果の通知。結果はネットではなく郵送。紙が1枚封筒に入ってただけだったから、審査がアウトかと思ったよ。でも結果は審査OK。

追加の書類もないので、このあとはネットで、具体的な金利や、期間の選択。基本は審査の時に申し込んでいたものをそのまま適用します。

再び三井住友銀行

借り換えることを伝えに行きました。
借り換え先を聞かれたり「金利を下げるから借り換えを考え直して」とか言うことはいっさいなく、簡単に終わりました。心のどこかでは期待してたんだけどなあ。

ちょっと勘違いしていたのは、借り換えでローンを一括完済するための振込先の口座が、住宅ローン用の口座ではなく、住宅ローンのために使っている、三井住友の普通預金口座に借り換え資金を振りこまなあかんと言うこと。

てっきり住宅ローン専用口座とおもっていたから、自宅に戻ってから、住信SBIに登録した、振込先の口座情報を更新しました。

借り換え実行日に本当は立ち会わないといけないのですが、仕事があって立ち会えないので、司法書士に一任したいことを伝えると、書類ちゃんとしてくれたら、私が立ち会わなくても大丈夫と言うことになりました。ひと安心。

完済のために必要な書類に判子を押して、司法書士に託す書類を預かり手続きは終了。あとは、昨日住信SBIから届いた契約書を記載して送り返して、担当司法書士さんからの連絡を待つだけです。

司法書士と面談

借り換えの融資の日には同席できないから、必要な書類のやり取りを行います。住信SBIの手続きでリアルに人に会うのは司法書士さんのみ。司法書士さんへの支払いは20万円くらい。これが高いのか安いのかはわからないのですが、どうなんでしょう?

しかし、これを支払っても借り換えする方がトータルでは有利なので、黙って支払います。書類のやり取りに問題がなければ、住信SBIから資金が私の住信SBIの口座にはいり、すぐに三井住友ヘの振り込みが行われてめでたく借り換え終了となる。

全部終えて

ネットだけですべて終わらせるのは一抹の不安はあります。でも、大手銀行にはない、金利の低さは人を配置しないことで生み出されるから仕方ないかな。

現在借り換えてから、半年がたちますが少し金利が上がっているので、いいタイミングだったと思うようにしています。

金利がこれからどーなるかは神のみぞ知る、ですね。