普通のサラリーマンなので3000万円の土地つき戸建て、いわゆる建て売り住宅を買うのには銀行でローン組まないと買えません。だからといって不動産屋さんのセールストークにのってホイホイ買うには、当時37才の中年おじさんにはできませんでした。若くないんだから、いろいろ考えましたよ。
家を買う決意
誰しもが考えると言うか悩むことですよね。結婚して次の年に長女が生まれて、家を買う決意をしたのが結婚9年目くらいかな。それまでずーっと賃貸住宅でほとんど家賃が値上がりせず、毎月10万円ちょっとを支払っていました。当時は「そのまま賃貸でいいや」って考えてたんですね。借金背負うのが怖かったから。
でも、その頃ちょうど私が転職してお給料が増えたこと、そして不妊治療の末に待望の第2子が誕生して、賃貸の2LDKでの生活が手狭になったことが家の購入を決心させたのでした。
購入の上限金額
当然35年ローン、支払い終わる頃には70代ですな、生きてるのか俺?
そんなことを考えなからローンの組み合わせの検討に入りました。それまで、10万円ちょっとを毎月賃貸で払っていたので、それにブラス1~2万円が毎月の支払いの限界と見積もりました。
私の計算では3000万円が物件の上限金額。いろんな本を読んでも、年収の4分の1くらいがローン支払いの目安と書いてあったので、そんなこともあってトータルで3000万円の物件、諸費用は貯金から支払う、月々の支払いの目安は多くても12万円台までと言う条件で、物件探しとローンの検討をしてました。
不動産屋さんの巧みなセールストーク
色んな物件見に行って、いろんな不動産屋さんともたくさん話しました。そんな中で、ローン以外にも固定資産税を毎年支払うことに気づきました。だいたい10万円前後くらいの金額、けっこう大きいな。月一万円くらい積み立てなあかんな。そーすると月々の支払いの目安を下げなあかんなって考えていました。
そんなことを考えているときに、4000万円前後くらいの物件を見に行きました。購入するつもりはなかったんだけど、内装とかキッチンがどれくらいのものかを知りたかったんですよね。購入するつもりはなくても不動産屋さんとはお話ししますよ。その時に、予算のことを聞かれたから、正直にこの物件は予算オーバーだと伝えました。
すると不動産屋さんは、
「大丈夫ですよ、ローンをすべて変動にすると毎月の支払いは安くなります。それに住宅ローン減税で所得税が返ってくるから、それも支払いに当てたら、プラス1000万円なんとかなりますよ」
っていうセールストークをしてきた。
変動はちょっと怖いよね、しかも全額変動にしろってさ。さらに住宅ローン減税で所得税が返ってきた分も支払いに当てるって言うけど、そこまで言うか。私としては減税で返ってきた分で、固定資産税を支払うつもりだったんですよね。毎月固定資産税のために一万円くらい積み立てるのって大変とおもってたから。
このセールストークにのってたら、今ごろめっちゃ大変だったと思います。買わなかったけどね。色んなセールストークするから皆さんも気をつけてくださいね。
3000万のローンどう組む、金利は?
変動金利だと、金利の変動にあたふたしそうで怖かったから選択肢にはなかったんですよね。全期間固定、15年固定でそのあとは変動なんかを考えていました。
でも10年くらいほぼ定額の家賃を払っていたので、徐々に気持ちは全期間固定に傾いていきました。
また、途中で病気になったりしたときのことを考えて、三大疾病になったらローンはチャラになる保険をつけて全期間固定にしました。金利は3.45%、三大疾病の保険もこの金利に含まれていました。
3000万借りてこの金利だとトータルで4500万円の返済となります。繰り上げ返済をどんどんしないと、1500万円も金利を支払うことになります。変動だともっと安かったんですが、金利の変動にドキドキしない安心感はありましたね。